• ueharatakashi

コーヒーの話


今までうちに来てくれたお客様で昨年度末で転職された方がいる。

とりあえず今回で最後という時の話の中で、

「今まで美味しいコーヒーを有難うございました」と言っていただいた。

撮影中お待ちいただく時間がどうしても長くなってしまうので、多少は気を使っているつもりではあったが、コスパ重視だし、粉で買っているしで、申し訳なさ半分ながら、ちゃんと伝わるものなんだなと思っていた。

そんななか、先日アートディレクターで、カフェのオーナーの白さんからコーヒー豆を頂いた。バリスタのいるお店なので彼女たちが全部やっているのかと思ったら、白さんが自分で焙煎しているそうで、大事そうにうちの事務所の冷蔵庫にしまっていった。

因みに今までは挽いた粉で買っていたので、うちにはグラインダーが無い。白さん、きっと豆で持ってくるだろうなー、その場でコーヒーを淹れていただくべきだよな、とは思ったのだが、もし粉で持ってきてくれたらグラインダーが邪魔になってしまう。狭い事務所なのでちょっとしたものを買うのでも慎重だ。そこで、もし白さんが豆で持ってきたら、それを機会に粉を卒業して豆から淹れるようにしようと決めていた。

案の定、豆のままで持ってきてくれた白さんに事情を話し、これからグラインダーを買おうと思うと話したところ、そこから白さんのグラインダー講義が始まった。こちらも凝り性な性格なので嫌いな話では無い。面白い。あらかじめ変なものを買っておかなくてよかったと思うようになる。聞いているうちにどんどんいいものが欲しくなってしまう。

白さんが帰った後、その日はまだ撮影があったのだが、頭の中がグラインダーの事でいっぱいで、ろくすっぽ撮影が進まないのにネットでグラインダーを検索したり、さっきも見たのにアマゾンで同じページばかり開いてしまう。一人の時はインスタントで済ませているのだが、美味しいコーヒーをイメージしただけで、カップの中の液体がただの味のない黒い汁に感じられる。

白さんに講釈を受ける前は3000円ぐらいのものでいいかなと思っていたのだが、このあたりのものはロクなものではない。2万円も出せばネットの口コミで評判のものはほとんど買えてしまう。普段、撮影機材で金銭感覚が壊れているのでこのぐらいは大した事はない。

絶対これだよなーという商品をネットで当たりをつけるが、若干置き場所に困るサイズだ。何回も測ってみたけど変わるわけがない。多分置けない。

それから日をおかず、合羽橋にある白さんオススメの店に現物を見に行った。うまくバラせる所はないか確認する。ちょうどいいところが外れてくれるのだが、毎回のことを思うと面倒だ。

合羽橋のお兄さんは、「豆から淹れるだけで全然美味しくなるので、ぶっちゃけ何買ってもいいですよ、この辺の以外は。」と3000円代のものを示しながら、心強いことを言ってくれた。でも豆のポテンシャルを殺してしまうのは豆に申し訳ない。

う〜〜ん。

結局、一番御目当てのものは買わず、合羽橋にも置いていなかったものをヨドバシで買った。狭い事務所、サイズは重要だ。でも評判は悪くないものだ。夏用に水出しコーヒーのボトルも買った。

冷蔵庫を開けるたびに白さんのコーヒーがいい匂いをさせている。でも、残っている粉を飲みきるまではしばらくの我慢。

#雑感 #スタジオ

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